子供の語彙の豊さと算数スキルを高める為に図書館とパパを活用しよう!

皆さんこんにちは
仕事ばっかりしながらも子育て勉強中の4歳と0歳の息子を持つ中野です
妻から「いつ帰ってくるの?」と聞かれる回数は地域ナンバーワンではないでしょうか。
聞いてくれるだけありがたい話ですね(汗)

今日はタイトルにある通り
子供の語彙力の豊さと算数スキルを高めるのに有効な手段をお伝えします。

親子の会話コミニケーションは想像以上に重要

親子の会話やコミニケーションがなぜ大切なのかの一例として
最初に「3000万語の格差」の研究について書きたいと思います。
以下は最近の私の愛読書「非認知能力の育て方」より部分的に抜粋しております。


1990年代に社会学者のベティ・ハートとトッド・リズリーによって行われたこの研究は、「幼児期に聞く言葉の数が、将来の学力の差を生む」という衝撃的なものでした。

ハートとリズリーは、異なる社会経済レベルにある42の家族の子供とその親を生後9ヶ月から3歳まで調査しました。
この数で長期間に渡って研究するなんてすごいですね・・・

その結果、子供が3歳までに聞く言葉の「量」に圧倒的な差が出たというのです。社会経済レベルの高い家庭では、子供が3歳になるまでに平均4500万語の言葉を聞くに対し、生活保護を受けている貧困家庭では、平均1300万語の言葉しか聞きませんでした。
貧困家庭と社会経済レベルの高い家庭では約3000万語の差があったのです。
また、3歳時点での子供の語彙数を調べてみると、高い社会経済レベルの家庭の子供が平均1116語話すのに対して、貧困家庭の子供は平均525語しか話しませんでした。
3歳時点と、その後のI Qテストの点数にも、大きな差が出ていました。
さらに、その後に行われた調査によると、3歳までに聞いていた言葉の量が、9歳辞典の言語レベルや学校のテストの点数と相関していたそうです。

この研究は社会経済レベルの高い家庭が良くて貧困家庭が悪いという話ではなく、社会経済レベルの高い家庭でも効果的なコミニケーションをとれていない家庭もあったそうです。
しかし、「言葉の発達が子供の脳の発達を促す」といことを何となくでも知っていた親たちは、子供がまだ幼くて言葉を理解していないだろうという時期から頻繁に話しかけ、声をかけながら一緒に遊び、毎日のように本を読み聞かせていました。
子供が何か良くないことをした時にも感情的に大声で叱りつけるのではなく、それはやってはいけないことだと丁寧に教えるように努力していました。

つまり大切なことは収入の差ではなく、親の意識と努力の差だったのです。

貧困や病気など、たくさんの問題を抱えている家庭では、まだ言葉を話せないような子供にわざわざ話しかける労力や時間をかけられなかったのかもしれません。
しかし、子供に話しかけるのにお金は要りません。とにかく「親が子供に声をかける行為」が大切だということが、こうした研究から明らかになったのです。

子供と積極的に会話をしましょう

私も実は長男が生まれたばかりの時には父親としての自覚が浅く、話しかけても言葉が分からないだろうと思い全然効果的な関わり方ができていませんでした。

しかし、私にとっての子供の教育の師匠にあたる妻は当初から勉強していたのでしょう、たくさん話しかけて読み聞かせなどもしていました。

子供が言葉がわかるようになると私だったら「それはしたらアカン!」と言いたくなるような場面でも妻はよく理論的に説明をしてさらに質問をしていました。
「これをしたら他の人がこんなふうに嫌な気持ちになるから次からはこうした方がいいよ」
「なぜこんなことをしたの?」

というふうに「ダメ」「アカン」という言葉を極力使わないように努力していました。
「〇〇したらダメ」という否定的でネガティブな言葉使いを繰り返しているうちに子供はあまり言うことを聞かないどころか自己肯定感を下げ、自発的に何かに取り組もうという気持ちも持たなくなります。

その言葉使いを「〇〇したらこうなってこうなるから次からは〇〇しよう」と肯定的に声をかけ
そして「こんな悪いことしたらダメ!わかる?」というようなイエス・ノーの問いかけではなく
「なぜこんなことをしようと思ったの?」という感情を引き出すオープンな質問をすることで子供も自分の気持ちを整理して、考えて口に出す事ができます。

正直、ものすごくイライラしている時にはこんなこと言ってられない!
という時期もあるかもしれませんが、これも考えようで
厳しい言葉で叱られ続けた子供は思春期になるとさらに言うことをきかなくなるという研究もあり
大変であってもしっかり子供と有効な言葉掛けや
密なコミニケーションを取ることで
自発性に自分の課題に取り組み
問題解決できる力がついていれば
後々子育てが楽になると思います。

図書館とパパを活用しよう

さぁ!長くなりましたがここからが本題です!
仕事ばっかりしていて、子育てを一緒にできず
妻に怒られ続けた過去を持つ私からの提案です

私の院に来院される産後の骨盤矯正のママさんからもよく聞くのが
「旦那は子供と遊んでくれても、ちょっと遊んだらすぐに他のことをする」

そうなんです。
私の個人的でかなり偏っているかもしれない考えですが
男はいつまで経っても子供なんです・・・
100%言い訳ですが(汗)
言い方を変えると
「自宅で子供と遊んでいても、途中ですぐに自分が楽しいことをしたくなる」
というニュアンスでしょうか。

しかし、そんなパパさんでもお母さんが遊ぶのと
同じ時間、同じ内容をシステム的に実践できる方法があります

そう、絵本の読み聞かせです
絵本であればママが読もうとパパが読もうと大丈夫ですし
普段自分が語りかける日常の言葉以外の様々な
言語を子供に聞かせることができます

そしてさらに多様な言葉をたくさん子供に語りかける為にも
たくさんの種類の絵本があれば良いでしょう
でも毎度絵本を買っては子供が飽きたら
メルカリで売って・・・
みたいなことを繰り返していたらお金も時間もかかってしまいます

そこで図書館を利用しましょう!

私たちの院がある住之江区という地域であればこんな図書館がりますね


住之江図書館概観
https://www.oml.city.osaka.lg.jp/index.php?page_id=142


図書館を利用すればお金をたくさんかけずに
多くの種類の絵本を読み聞かせさせることができます

「図書館で借りてきた絵本をパパが読み聞かせする」

その光景をママも「やって当たり前」と
冷めた目で見るのではなく暖かい目で横で一緒に絵本を楽しんでもらうと
パパのやる気は上がります。笑

是非実践してみてくださいね^^